こんにちは、Tomoです。今回は、「祭り」をテーマにしたHoudiniプロジェクトについてお話しします。この作品は、ピンタレストで見つけた美しい景色から着想を得て制作しました。灯籠が並ぶ温かい光と、古い町並みの雰囲気が融合した幻想的な空間を目指しました。
プロジェクトの背景
このプロジェクトでは、Houdiniで初めて大規模なネットワークを組むことに挑戦しました。プロシージャルデザインを活用して、建物や灯籠、水路などを効率よく配置しましたが、ネットワーク全体を見直してみると、リピートが多いことに気付きました。これは、まだプロシージャルデザインを完全に使いこなせていない証拠だと感じています。
制作プロセス
- インスピレーションとデザイン
ピンタレストで見つけた画像を元に、灯籠が連なる温かい光と水路の反射を取り入れたデザインを計画。祭りの雰囲気を演出するために、赤い灯籠を主要なモチーフに設定しました。 - ネットワークの構築
大掛かりなHoudiniネットワークを初めて組むことで、建物や灯籠を大量に生成し、効率的に配置しました。 - ライティングとレンダリング
灯籠の光が周囲に反射するよう、ライティングにこだわりました。水面には光の反射を加え、奥行きと現実感を演出しました。また、建物には古びたテクスチャを採用し、歴史ある町並みを表現しました。
振り返りと学び
このプロジェクトを通して感じたことは、プロシージャルデザインの強みです。大量の要素を効率よく配置することができ街並みを自動生成できました。
また、大規模なネットワークを組むことで、Houdiniの使い方をより深く学べたと感じています。次回は、よりユニークなデザインを生み出すために、ノイズやランダム性を取り入れたネットワーク構築を目指したいと思います。
最後に
この作品は、まだ試行錯誤の段階ですが、祭りの雰囲気を再現できた点では満足しています。次のプロジェクトでは、今回の反省点を活かして、さらにリアリティと個性を追求したいと思います。
Houdini / Unity